2008年12月19日

景気後退に考えるカラーの取り組み

急激な景気の後退が加速するが、カラー/色彩の専門分野としては多くの提案したい案件がある。

企業であれば、製品やCI(コーポレイトアイデンティティ/会社のロゴもこれにあたる)の色の見直しも一つ。
特に製品のパッケージのカラーリングはしっかり消費者ニーズにマッチしているか、この機会にしっかり見直す事が肝要。
「世界で一番色にうるさい消費者の国」とも揶揄されるほど、日本人の感覚はシビアだ。
この事は、当然営業車両、社屋や店鋪の内装/外装も同じ。
例えば、塗装に至っては必ず何らかの色を施すわけだが、せっかく経費をかけるなら効果的な的を射た色彩を用いるべき。内装のクロスにあっても全く同様、適材適所な色はある。
特に双方とも色彩心理をベースにした消費者心理の分析は必須。
また、体感温度を調節するため、作業効率を上げるための色彩計画もある。

また、規模の小さな飲食店のケースでも、内装外装は当然、メニューの色、照明の色と、経費を多くかけず改善できるところは無いか考える機会にしてはどうだろう。
意外と、しっかりとしたリサーチも無しに決められた色は多い物だ。
特にテーブルやシートの色で飲食欲が失せるケースもあるし、メニューにあってはテンションさえ下がり、オーダーする品数さえ減らしかねない。

これまで「嗜好」や「流行」で安易に決められた経緯のある「色」を、しっかりリサーチして選択理由を明らかにする必要がある。
そのことで、「たかだか色」と言えないほど効果は期待できるものだ。



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Posted by kazuworks at 12:52│Comments(0)カラー
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