2010年10月31日
子ども向けカラーのワークショップ研究講座
NPO色ヒトこころの母体となっている、イルドクルールではこの秋から、子ども向けカラーのワークショップ研究講座を福岡と鹿児島で開講します。
今回はハンディキャップ(障がい)を持った子ども達へのワークショップの実践研究もカリキュラムに加え、より多くの子ども達の参加できるカラーのワークショップ企画運営をできる人材育成を目指します。
※すでに応募は終了しています。
今回はハンディキャップ(障がい)を持った子ども達へのワークショップの実践研究もカリキュラムに加え、より多くの子ども達の参加できるカラーのワークショップ企画運営をできる人材育成を目指します。
※すでに応募は終了しています。
2010年10月30日
エコはごく普通のこととして

エコロジーは声高に掲げる時代ではないと考えます。
ごく普遍的な個々のアプローチとして、生活の中に浸透しています。
特にEUではエコに関しては先進国。
コスメもこのようにパッケージが再利用できたり、廃棄に手間のかからない自然素材を使用します。
画像はフランスのオーガニックコスメ「クルールキャラメル」。
クリーム状の製品などは、容器のふたの部分が木でできており、その徹底度が私たちの住む日本と明らかに異なる事がわかります。
※ちなみに画像の製品はパッケージ素材は紙です。
2010年10月27日
病院職員様カラー研修御礼/佐賀市

今日は佐賀市内の病院に勤務していらっしゃる職員の皆様の研修に「色彩心理」の体験と講話をさせていただきました。
大変多忙なお仕事に従事なさっておられる病院職員の皆様のご自身のケアに、色彩心理/カラーアートセラピーがすこしでもお役に立てるよう、今一番新しい内容でお伝えしました。
お仕事の後の長い研修にも関わらず、皆様のとても熱心な研修に取り組まれるご様子、そして終演後の暖かい拍手、本当にありがとう御座いました。
ぜひ、これを機会に積極的にカラー/色彩を、お仕事に、プライベートにご活用下さい。
イルドクルール代表
NPO色ヒトこころ理事
松元昌子
NPO色ヒトこころ理事
國武美佐
2010年10月24日
カラーを教えて欲しい
「カラーを教えて欲しい」
ちょっと意味が分かりにくいタイトルですが、確かに近年そういうお問合せが増えています。
それはアカデミックな色彩学でもなく、色彩の検定でもなく、またカラーコーディネイトの理論でもないのです。
考えてみました、なぜ「カラーを教えて欲しい」…なのか。
アカデミックな色彩学、色彩の検定、カラーコーディネイトの理論は今の時代、書籍はいくらでも出版され、インターネットの世界では検索すればいくらでも情報はヒットします。
それでも「カラーを教えて欲しい」とリクエストいただくのは、今の現代社会に適応できる実務的なカラーの使い方を知りたい…という事なのです。
実際に問い合わせをいただくのは、デザイナーさんやWEBデザイナーさんといったクリエイターさん。そして、大小色々な企業の企画担当者さん、営業さん、人事担当さんと多岐にわたります。
また、その方々は、ググってヒットする内容なら、あえて学んだりする必要を感じないとも、付加価値のあるカラーを学びたいともおっしゃられます。
私たちNPO法人は、カラーの専門家集団。
そう言う熱いご要望にお応えすべく東奔西走の毎日です。
ちょっと意味が分かりにくいタイトルですが、確かに近年そういうお問合せが増えています。
それはアカデミックな色彩学でもなく、色彩の検定でもなく、またカラーコーディネイトの理論でもないのです。
考えてみました、なぜ「カラーを教えて欲しい」…なのか。
アカデミックな色彩学、色彩の検定、カラーコーディネイトの理論は今の時代、書籍はいくらでも出版され、インターネットの世界では検索すればいくらでも情報はヒットします。
それでも「カラーを教えて欲しい」とリクエストいただくのは、今の現代社会に適応できる実務的なカラーの使い方を知りたい…という事なのです。
実際に問い合わせをいただくのは、デザイナーさんやWEBデザイナーさんといったクリエイターさん。そして、大小色々な企業の企画担当者さん、営業さん、人事担当さんと多岐にわたります。
また、その方々は、ググってヒットする内容なら、あえて学んだりする必要を感じないとも、付加価値のあるカラーを学びたいともおっしゃられます。
私たちNPO法人は、カラーの専門家集団。
そう言う熱いご要望にお応えすべく東奔西走の毎日です。
2010年10月21日
2010年10月20日
スポーツとカラー戦略/赤で勝てない
さて、昨日、「カチドキレッド」の赤一色でスタジアム一丸として応援の福岡ソフトバンクHAWKSは結局、悲願の日本シリーズ進出を果たせませんでした。
普段から提言して来ましたが、リサーチの結果、やはりスポーツのジャンル別に「赤」が向いているスポーツと、そうでないスポーツがあるようです。
メンタルな競技はおしなべて不向き。
例えば、赤いパンツやシャツを着用してのゴルフの石川プロが思う程好成績を残していない事。
そして、野球界にあっては「赤いチームカラー」のチームが常勝チームでないことも思い出していただければご理解いただけるかもしれません。
つまり、日本では広島カープ、MLBではエンジェルスです。
ただ、身体が直接ぶつかる系のサッカー等では逆転。
赤は相手にプレッシャーを与えるだけでなく、自らを鼓舞してくれるようです。
普段から提言して来ましたが、リサーチの結果、やはりスポーツのジャンル別に「赤」が向いているスポーツと、そうでないスポーツがあるようです。
メンタルな競技はおしなべて不向き。
例えば、赤いパンツやシャツを着用してのゴルフの石川プロが思う程好成績を残していない事。
そして、野球界にあっては「赤いチームカラー」のチームが常勝チームでないことも思い出していただければご理解いただけるかもしれません。
つまり、日本では広島カープ、MLBではエンジェルスです。
ただ、身体が直接ぶつかる系のサッカー等では逆転。
赤は相手にプレッシャーを与えるだけでなく、自らを鼓舞してくれるようです。
2010年10月18日
福岡市の空きマンション率/色の工夫
福岡市のマンションの空き率が25%に近くなって来ていると報道されています。
一般的に20%を越えると採算が取れないと言われる空き率。
この数字はとても深刻です。
都心ではリノベーションで「お姫様カラーコーディネイト」とか、顧客のニーズの多様化にきめ細かく対応し、販売戸数や入居件数を伸ばす業者も出て来ていると聞きます。
福岡でも色々な試みがなされています。
外装はともかく、住環境の心地良さを確実に他と差別するための内装の工夫がこれからの課題。当然、無難なだけでなく、色/カラーリングも個性が要求される時代に入ったようです。
一般的に20%を越えると採算が取れないと言われる空き率。
この数字はとても深刻です。
都心ではリノベーションで「お姫様カラーコーディネイト」とか、顧客のニーズの多様化にきめ細かく対応し、販売戸数や入居件数を伸ばす業者も出て来ていると聞きます。
福岡でも色々な試みがなされています。
外装はともかく、住環境の心地良さを確実に他と差別するための内装の工夫がこれからの課題。当然、無難なだけでなく、色/カラーリングも個性が要求される時代に入ったようです。
2010年10月16日
景観との調和/大分

自然との共鳴をテーマに掲げる大分の「レゾネイトクラブくじゅう」。
http://www.resonate.co.jp/
早いもので、もうオープンから20年近くなります。
国立公園の中にあって、景観や環境に配慮した方向性は、多くのゲストの心をつかんで離しません(このホテルが建つあたりは、私の若い頃のバイクの野宿ベストポイントでした)。
ちょうど、壁面に使われるベンガラ色も、土地の土の色と近く、すばらしいリサーチがデザインに反映されています。
また、沢に這う様に平屋でホテルを形成。
周囲の生物に余分な刺激を与えない間接照明も実によく吟味されています。
国内で「宿泊がなかなか取れない」指折りのホテルです。
※背景は久住連山です
2010年10月14日
ユニバーサルデザインとトイレ/大分市内
大分市内のトイレを検証しました。
デパートですので、ホスピタリティも十分かと思いましたが、このようなデザインのトイレ。
メーカーも国内著名なトイレ機器メーカー。
確かにデザインも秀逸なのですが、いかんせん、表示文字が極度に小さく、また、特異なデザイン故に一見ではわかり辛いボタンでした。
遅ればせながら、公共のトイレの使用環境(操作系および非常ボタン等)を統一して標準化する動きがやっと本格化しています。
デザインも大事ですが、ユニバーサルデザインの理解はもっと急務です。
2010年10月12日
ちょっと危ない動物たち、大分市
私たちカラーコンサルタントは、ユニバーサルデザインのひとつとして、カラーを真剣に検討するケースが多いものです。
どのような人にも等しく情報を共有できるように色も工夫をしなければなりません。
さて、今日は大分市の繁華街。
おしゃれな歩道が続く市の中心部。
…多くの動物たちが至る所に。
象やライオン、色々な動物が我がもの顔です(笑)
ただ、いずれも石をカービングしたもの、無彩色でちょっと無骨なのがもったいないですね。
しかし、実際に歩いてみると、特に夕暮れ、薄暮の時間はとても周囲のグレイッシュなトーンにとけ込んで目立たず危険です。
たぶん、車をぶつけた人、足を引っかけた人、…結構おいでではないでしょうか?
そして、深刻と思われるのが、弱視や高齢視の方々、そして盲目の方。
これはもう笑い話ではすみません、危険です。
街の雰囲気つくりも大事ですが、色々な方に配慮する事はもっと大事。
企画する側が健常者目線では、いつまで経っても住み良い街にはなりませんね。
2010年10月09日
色彩心理セミナー/鹿児島10月23日(土)

毎回好評をいただいております、鹿児島銀行様/「かぎんWELLプラザ」(鹿児島市中町)のカラーセミナー。
この10月は23日(土)は、皆様からのリクエストが多かった「色彩心理」について講演をさせていただきます。
カラーの知識は、活かしてこそ意味があります。ぜひ毎日の暮らしの中に「今日から使える」カラーのヒントをたくさん盛り込んでわかりやすく、かつ楽しくお話ししますので是非ご参加下さい。
講師は鹿児島で色彩心理/カラーセラピーをお伝えして15年のイルドクルール代表/松元昌子(NPO色ヒトこころ理事)が担当、リアルタイムな話題から、なかなか聞けないディープな話まで、ビジュアルを使いながらお伝えします。
●かぎんWELLセミナー
〜暮らしに役立つ色彩心理のはなし〜
はじめよう!ココロとカラダに効く色彩セラピー
色彩の心身に与える影響や色彩の持つ癒しの力を知り、衣食住、暮らしの中で効果的に色彩を活用する方法を学びましょう。
【日時/場所】
10/23(土)13:30〜15:00 /鹿児島市中町アーケード内鹿児島銀行「かぎんWELLプラザ」
【定員】
先着20名様
【お申し込みお問合せ】
個人プラザかぎんWELL ☎0120−773−460
(平日10:00〜18:00 土日祝10:00〜17:00)
★WEBサイトからも申し込めます
http://www.kagin.co.jp/100_kojin/wellplaza/seminar.html
【参加費】
無料/必ずご予約下さい
2010年10月05日
的確な色を提案
以前、街頭で交通安全運動の啓蒙活動をなさっていた方々がお持ちのプラカードが、蛍光色のピンクでスローガンが書かれてあり(厳密にはカッティングシート加工)、着衣の制服の緑とハレーションを起こし読み辛かったので、「善処されたら」と、具体的な対処法をブログに書いたら、関係者の方がお読みになられたようで、メッセージをいただいたことがありました。
ただでさえ、蛍光色は背景によっては読み辛いケースが多いもの。
文字より面で使う方が効果的。
どうしても文字に使うなら、ウエイトの太い文字に使うと効果的でしょう。
今は、福岡市の街頭で見る交通安全啓蒙の運動員の方々の掲げるカード、赤も読みやすい赤に修正されたようです。
また、これまでの蛍光色の文字は高齢者にも読み辛かったと考えます。
ただでさえ、蛍光色は背景によっては読み辛いケースが多いもの。
文字より面で使う方が効果的。
どうしても文字に使うなら、ウエイトの太い文字に使うと効果的でしょう。
今は、福岡市の街頭で見る交通安全啓蒙の運動員の方々の掲げるカード、赤も読みやすい赤に修正されたようです。
また、これまでの蛍光色の文字は高齢者にも読み辛かったと考えます。
2010年10月03日
選挙とカラー
選挙において、近年大きな影響力を持って来たのが色彩/カラー。
どこの選挙事務所も、どこの党でも「何色で戦うか」が当初の大きなテーマ。
そして、この色使いを誤ると大きな痛手を被る事も多くリポートされています。
さかのぼると、アメリカのケネディ大統領がいち早く選挙戦のイメージ戦略にカラーを用いたと多くのカラーリストが引用する事がありますが、当時カラーテレビはさほどアメリカ全土に普及しておらず、さほどカラーの影響力にしめる割合は低かったと言うのが新しい見解です。
演出面で先日亡くなったハリウッド映画監督/アーサー・ペン氏らが大きく関わり、ステージ上での立ち位置、出で立ち、コメントの長さ、そしてカメラへの視線の向け方まで熱心に指導徹底したという結果が大きいようです。
しかし、現代はカラー社会。
市民も感覚やセンスが磨かれています。
単なる好みや流行で選挙に色を導入する事はとても危険。
しっかり選択理由を明らかにして、コンセプトやイメージが確実に伝わる色をカラーコンサルタントに助言を求めるべきでしょう。
単にキレイな色だけ、目立つ色だけでは選挙は勝てないのです。
きちんとメッセージを伝えてこそ「色」ではないでしょうか。
どこの選挙事務所も、どこの党でも「何色で戦うか」が当初の大きなテーマ。
そして、この色使いを誤ると大きな痛手を被る事も多くリポートされています。
さかのぼると、アメリカのケネディ大統領がいち早く選挙戦のイメージ戦略にカラーを用いたと多くのカラーリストが引用する事がありますが、当時カラーテレビはさほどアメリカ全土に普及しておらず、さほどカラーの影響力にしめる割合は低かったと言うのが新しい見解です。
演出面で先日亡くなったハリウッド映画監督/アーサー・ペン氏らが大きく関わり、ステージ上での立ち位置、出で立ち、コメントの長さ、そしてカメラへの視線の向け方まで熱心に指導徹底したという結果が大きいようです。
しかし、現代はカラー社会。
市民も感覚やセンスが磨かれています。
単なる好みや流行で選挙に色を導入する事はとても危険。
しっかり選択理由を明らかにして、コンセプトやイメージが確実に伝わる色をカラーコンサルタントに助言を求めるべきでしょう。
単にキレイな色だけ、目立つ色だけでは選挙は勝てないのです。
きちんとメッセージを伝えてこそ「色」ではないでしょうか。